恋と部活の両立法





『ごめんね。私、優から全部聞いたの。朱理のこと。
そしたら優が部活終わった後、一緒に来いってここに連れて来られて…』




凛花は下を向く。





「お前さ、無理してんだろ?」


「無理してなんかないわよ。」




あれ?可笑しいな。


涙が…



優はあたしの頭をそっと撫でた。




何でいつもこんなに優しいの。

凛花が好きなくせに…




でも、今お礼をいうチャンスかもね…






「優、ありがとう。
昔のことも今日のことも。
いつもあたしを助けてくれてありがとう。」


あたし上手く笑えてたかなぁ。


泣き顔なんて見せたくない。




だって、あたしは




強いんだから___。



そして、優はいつまでもあたしの



ヒーローだよ。
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