恋と部活の両立法




「…ってことで!今日の放課後居残りね!あんたたち!」



『えー!聞いてない!』



机にバンッと手をつく朱理を見上げながら私が言うと朱理は呆れた様な表情を浮かべた。





「この前のテストの約束忘れたとは言わせないわよ。」



『すいません。』




そう、今日は私と優が日直の日。


あの約束からもう大分日が経ってるから朱理覚えてないよね

なんて期待した私が馬鹿だったよ。




どうしてこんなに順番が回ってくるのに時間がかかったかというと、

みんなやり直しばかりくらっていたから。


一週間ずっと日直をしていた人たちもいる。


それぐらい朱理委員長さんの評価は厳しいのだ。
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