恋と部活の両立法
そうあれは高校1年生の4月。
「富田ー。これ職員室に持って行ってくれ。」
「あ、はい!」
先生に渡されたクラス分のノート。
凛花ちゃんに
『手伝うよ?』
っと言われたけど、私は
「大丈夫。」
っと笑顔で応えた。
だってもう高校生。
いつまでも凛花ちゃんに頼ってばっかじゃダメダメ!
そう自分に言い聞かせたけど、
「う…やっぱり重い…。」
階段のところでフラついてしまった。
そして、
「お、落ちるー!!」