恋と部活の両立法
朱理曰く、
転校生の女の子は、
背が170cmあって、有名な財閥のお嬢様で美人で可愛くて目がぱっちりしていてお人形さんみたいで…
ピアノが弾けて運動神経抜群で頭が賢くて…
って
『そんなわけあるかーい!』
っと思わずつっこみたくなる人物像だった。
いやこれ絶対あれだよね。
色々なことがどんどん付け足されていって最終的にこうなっちゃったに決まってる。
こんな完璧な人がいるわけ…
その時、
_ガラッ
っと教室のドアが開く音がして、
「座れー。ホームルームを始めるぞ!
あ、その前に転校生を紹介する。
入れ。佐々木。」
「はい!!」
入ってきた転校生を見て
私と朱理は口を開けたまま固まった。