恋と部活の両立法
はい?
陸上部の
マネージャー?
「あんた何言ってんの。
そんなの隼人さんが許すわけないじゃない。
凛花だって入部するの大変だったんだから。」
「え〜。そうなの?
ゆりあはそんなことなかったよ。
隼人くんにもちゃんと許可もらったもん。」
私と朱理は顔を見合わせる。
まさかあの隼人さんが?!
そんな簡単にこんなやつを…
「あれ〜。
そういえば一之瀬 優くんはまだ来てないの?
ゆりあ優くんとお話したかったのにな〜。」
【優】という言葉に朱理がビクッと反応した。
「優は今日も遅刻だよ。
それより優に何の用よ?」
「朱理ちゃんこわ〜い。
そんな敵視しないでよ。
_バンッ!!
っと朱理が机を叩いて立ち上がった。
かなりイライラしているのが分かる。
「あんたさっきから何なの!
焦らさないで本当の目的を言いなさいよ!
何しにこの学校に転校してきたの!
佐々木 ゆりあ!」