恋と部活の両立法




「なーんて。嘘だよ☆
転校初日でそんなわけないじゃん。」



ゆりあちゃんはペロッと下を出す。



この場に朱理がいたらどうなっていたことやら…






「でもゆりあは…」



ゆりあちゃんは突然優の手を掴み前に連れ出すと腕を絡めた。




「ゆりあは、優くんのこと結構気に入ってるんだー。
将来の彼女さんかもね。」



「な…お前、どういうつも…


「やだ、照れちゃって。可愛いっ!」




これには流石の奏太くんも引いていた。


「ねぇ凛ちゃん、この部活って何部だっけ?」


「たぶん陸上部だと思います…」


「だよね。」





あぁ、全然大丈夫じゃない。


このままじゃ陸上部が可笑しくなりそう。
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