恋と部活の両立法
練習が始まってもゆりあちゃんのいわゆるちょっかい?は収まらず、
とりあえず私は少し離れた場所でゆりあちゃんの様子を観察。
【佐々木 ゆりあには気をつけて。】
なんども頭の中を駆け巡る朱理の言葉。
そしてしばらく見ていると、目をそらしたくなるくらいイライラしてきた。
だって、
「はやとく〜ん。ゆりあこれわかんなーい。」
「柊さん頑張ってください!!」
ボディタッチ!
などあざとい態度が多すぎるのだ。
さっきから耳に入ってくる甲高い甘い声に私は耳を塞ぎたくなる。
もうひとつ、
ゆりあちゃんは話すときやたらと顔が近い。
あんなことされてドキドキしない男子はきっといないだろう。
「ピストルってどうやって使うの??」
マネージャーとしての知識は全然なんだけどね。