恋と部活の両立法


「…な、」


ゆりあちゃんの顔が青ざめて行く。


焦っているようだった。






「あ、ちなみにね!
ここに退部届があります!
僕がゆりちゃんの名前を書いて置いたから、後は…柊会長が許可印を押したら退部完了だよ?」



奏太くんが背中の後ろから白い紙を出してゆりあちゃんの目の前でヒラヒラとふる。






「ち、ちょっと待ってよ…、、」




「待たないよ〜。はい柊!」



「りょーかい。」




_ポンッと音がして


柊さんが退部届けに生徒会の判子を押した。






「これでお前は俺たちとはただの同じ学校の生徒の関係だ。
分かったらさっさと出て行け!」




隼人さんのキツい言葉にゆりあちゃんは観念したのか




「調子に乗らないでよね!
あんたたちより良い男なんて他にも沢山いるんだから!」



っと捨て台詞を吐いて保健所を走って出て行った。
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