恋と部活の両立法
部屋が一瞬にして沈黙に包まれる。
私は聞いてたけど、
他の人はナニソレシラナイ状態。
「隼人っちどういうこと?
僕そんなの聞いてないよ!
ゆりちゃんに言われたことはみんなで解決するから隠し事は無しねってあんなに言ったのに!」
「いやしてない。
あいつが勝手に言ってたんじゃねーの。
俺はそんなに軽い男じゃない。」
だよねー。
良かった。
私は胸をなでおろす。
「お前なに安心してんだよ。
隼人さんがキスしてないで良かったーって?
心配するな。お前が安心したところで隼人さんはお前にキスしようなんてこれっぽっちも思わないから。」
優は私を馬鹿にするように言う。
『言われなくても知ってるよ!
でも私、優にお姫様だっこされるなら他の人の方が良かったなー。
なんであんたなの!』
「るせーな。わざわざ運んでやったんだから感謝しろよな!感謝!」
優と話すといつもこんな感じ。
言われたら言い返すの繰り返し。
「先輩方、仲良いですね。」
『「よくありません!」』