恋と部活の両立法
私は良い調子のまま準決勝も突破。
でも、残念ながら私と春くん以外は決勝までいくことはできなくて…
「充実した3年間だったなー。」
まるで学校を卒業するみたいな言い方をする柊さん。
「僕は毎日すっごく楽しかったよっ!」
最後まで笑顔な奏太くん。
「ハードル選んでで良かった。」
笑っているけどどこか寂しそうな隼人さん。
3人共悔いはないようだった。
後、優はといえば、
そんな雰囲気をぶち壊すように他校の女の子に囲まれて楽しそうにしゃべっていた。
おい!
優まだまだ走れたんじゃないの?
そんな気がしてきた。
全然疲れてるように見えないんだけど…
それから他校のみなさん、
その男だけはオススメしません。
そう思って隼人さんたちをみると、
3人のことも少し距離をおいて見つめている女の子たちが大勢いた。
全くみんなミーハーなんだから。