恋と部活の両立法
「こんな俺だけどよろしくね。」
差し出された手に私も手を重ねる。
あったかい。
『柊さんの裏バージョンも悪くないと思いますよ。』
っと私が言うと
「あれ?凛花ちゃんにはもっと強い刺激が必要だった?」
と返ってきた。
そうじゃない。
私は全部ひっくるめての紅林 柊が好きなんだ。
だから、
『これからよろしくお願いします。』
その瞬間勢いよく腕を引っ張られて
生徒会室に映る2つの影が重なった。
「他のやつと仲良くしたら俺嫉妬しちゃうかもなー。」