恋と部活の両立法
_キーンコーンカーンコーン
「今日のところはこれで終わりだ。
この後、部活動がある部以外は速やかに下校するように。
解散!」
やっと終わったー!
いよいよ部活!
楽しみだなー♪
ふとちょっと前のことを思い出して後ろを振り返ったけど、私の後ろの確か…一ノ瀬という人はもういなかった。
帰るのはやっ!
どうせ、そのイケメンな顔←でナンパでもしてるんだろな〜。
「凛花ー。帰らないの?」
荷物をまとめていると、斜め前の席の朱理が声をかけてきた。
『朱理、ごめん!
私、入りたい部活があるの!』
朱理は一瞬驚いたような表情を浮かべる。
「凛花、部活入るの!?
運動部?文化部?」
『運動部だよー。』
「へぇー。すごいじゃん。
あたし運動は無理だわ。
何部に入るの?」
『陸上部!』