恋と部活の両立法


「ってことで次の日直、2人にはビシッと働いて貰うわよ!」



『…うん。』 「…はい。」




全員で40人の私たちのクラス。

2人ずつ日直をしていけば私と優が必然的に日直のペアになるのである。




「…お前次こそは50点取れよな!」


『分かってる!私は柊さんとかに勉強教えてもらうから大丈夫。
優もちゃんと勉強してね。どっちかが取れなかったら連帯責任になるんだから。』

私が口を尖らせて言うと
優は表情を曇らせた。



「…お前柊さんに教えてもらうのか?」



『そーだよ。いつでも分からないところがあったら聞いて。って言ってくれたし。
優とは違って賢いし!』


柊さんは学年トップだけでなく全国模試でも上位に入る天才さん。

それにすごく優しい。


もう一度言うけど優とは違って!!




「…あっそ。勝手にしろよ。」


何なの。その寂しそうな顔。



言われなくてもそうさせてもらいますよーだ。


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