恋と部活の両立法


気温25℃。

最近、暑くなってきたな〜。
ずっとこれくらいの気温でいいのに。

陸上の夏は地獄そのもの。
だってあの炎天下の中走りこまないといけないんだから。


涼しい職員室で部室の鍵を受け取り部室へ向かおうとすると前を歩く柊さんを見つけた。


グットタイミング!

部活が始まる前にお願いしにいこーっと。





「柊さん!今日の部活後時間ありますか??」

走って柊さんに追いついたのはいいのだが、ヤバい、息切れが…!

柊さん歩くペースが予想以上に速かったのだ…



そんな私をみて柊さんはクスッと笑い少し申し訳なさそうな顔をした。

何か予定があったのかな?


「ごめん、明日までに提出しないといけない生徒会の書類のまとめがまだ終わってなくてさ。
今日はちょっと無理かも。
その感じじゃ、テストあまり良くなかったみたいだね。
俺の代わりに隼人に勉強教えてもらえるか聞いてみようか?」



そっか。それなら仕方ないよね…

って

え…?

隼人さん!?




『あ、大丈…「はやとー!!今日時間あるー?」



私が言うよりも先に柊さんがハードルを準備していた隼人さんに声をかけてしまった。


私まだ良いって言ってないのにー!!



そして何も知らない隼人さんは


「あるけど…。」


っと答える。



この展開は考えてなかった!!

しかも私隼人さんと2人で話したことは一度もないんだよ?

どうしよう…!
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