恋と部活の両立法
「これ隼人と光が作ったの?!」
「そーだよっ!」
台所に向かったお母さんは机の上に置いてあるオムライスを見て目を見開いた。
オムライスには光ちゃんと私で書いた
【いつもありがとう】の文字。
「はい!スプーンだよ!食べて〜!」
「それじゃあ…頂こうかな。」
ドキドキしながら見守る私たち。
すると、オムライスをひとくち口にしたお母さんの目から涙が溢れ出した。
「美味しい…美味しいわ。
ありがとう。隼人、光。
今まで迷惑ばかりかけてごめんなさい。
こんなダメなお母さんでごめんね。
本当にありがとう_。」