恋と部活の両立法
『どうしてあんなこと言ったの?』
次の休み時間、私は優に問い詰めた。
「だってあのままじゃ話進まないだろ?」
『それはそう…だけど。』
いたってまともな理由。
てっきり優って人のことはどうでもいいって思ってるタイプかと…
ちゃんと考えてるんだ。
クラスのこと。
「お前は俺とするの嫌なのかよ?」
嫌も何も
もう決まったことだし。
『…嫌じゃないよ。頑張ろ。これも部活も。』
そう言って立ち上がり教室を出て行った私を優は寂しそうな目で見つめていた__。