恋と部活の両立法
女の先輩たちに連れてこられたのは校舎裏。
みんな裏好きすぎでしょ!
体育館裏とか校舎裏って。
「あんたさ、転校してきてからちょっと調子に乗ってない?
紅林くんや蒼井くんたちに付き合ってもいないのに名前で呼ばれちゃってさ。」
『……。』
「何か言いなさいよ!!」
先輩はドンッと私を壁に押す。
その拍子に私は凸凹していた地面に足がはまり尻餅をついた。
別に言い返そうともやり返そうとも思わない。
ただ素直に言っていることに「はいはい。」っと適当に従っていればいいのだ。
それで彼女たちの怒りが晴れるなら
それでいいじゃない。