恋と部活の両立法


「でも良かったね〜!」


そう言って奏太くんは私から手を離した。


涙はもう完全に止まっていつもの奏太くんに戻っている。


でも、良かったって…



『何が良かったの?』





「「僕のことどう思った?」って聞いた時、凛ちゃんが僕のことまた可愛いなんて言ったら、


ここで押し倒してたかも。
ほら、ここ人全然来ないし。」





ペロッと下を突き出しても、なんかもう全然可愛いとは思わなくなった。

むしろ、目の前の笑顔の奏太くんが怖い…


あぁ、迷ったんだけど、言わなくて正解!

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