シャッターの向こう側。
『雪か?』
「久し振り~」
『起きてたか?』
ええと……おはよう。
『また寝坊してたのか』
「うるさいよ。お祖父ちゃん」
呟いてソファーに座った。
「珍しいね、お祖父ちゃんから連絡くれるの」
『今帰ってきたところでな。18時になったら家に戻るから、久しぶりに孫の顔でも見ようと思ってな』
「相変わらず忙しいんだねぇ」
『マイペースにいってる。どうだ? 飯でも食いに行かないか?』
まぁ、久しぶりのお祖父ちゃんだし……
孫孝行するかな?
「いいよ。どこ行けばいい?」
『じゃあ、上野のパンダの前……』
「ちょっと待って。それ動物園じゃないよね?」
前に待ち合わせして、とんでもなく待ちぼうけをくらわされた記憶がある。
『解った。原宿ハチ公の前にしよう』
「原宿のどこにハチ公がいるのさ」
『じゃ、アルトビル前にするか』
解りやすい場所で待ち合わせをしてから通信を切った。
それから慌てて用意をして部屋を出る。
ホント久し振り!
ウキウキしながら地下鉄を降り、アルトビルに向かった。
……んだけど。
まぁ、久しぶりに来たからなぁ。
どっちに出ればいいんだろ。
駅前にある周辺地図を眺めながら腕を組む。
だいたいさー、変わりすぎなのよ。
ころころ目印が変わるから、ホント困る。
地下通路は変わってるし、ビル名もチラチラ変わってるしさ。
まぁ、出ればわかるかな?
と、歩きかけ、
「雪ちゃん?」
その声に振り返った。
「久し振り~」
『起きてたか?』
ええと……おはよう。
『また寝坊してたのか』
「うるさいよ。お祖父ちゃん」
呟いてソファーに座った。
「珍しいね、お祖父ちゃんから連絡くれるの」
『今帰ってきたところでな。18時になったら家に戻るから、久しぶりに孫の顔でも見ようと思ってな』
「相変わらず忙しいんだねぇ」
『マイペースにいってる。どうだ? 飯でも食いに行かないか?』
まぁ、久しぶりのお祖父ちゃんだし……
孫孝行するかな?
「いいよ。どこ行けばいい?」
『じゃあ、上野のパンダの前……』
「ちょっと待って。それ動物園じゃないよね?」
前に待ち合わせして、とんでもなく待ちぼうけをくらわされた記憶がある。
『解った。原宿ハチ公の前にしよう』
「原宿のどこにハチ公がいるのさ」
『じゃ、アルトビル前にするか』
解りやすい場所で待ち合わせをしてから通信を切った。
それから慌てて用意をして部屋を出る。
ホント久し振り!
ウキウキしながら地下鉄を降り、アルトビルに向かった。
……んだけど。
まぁ、久しぶりに来たからなぁ。
どっちに出ればいいんだろ。
駅前にある周辺地図を眺めながら腕を組む。
だいたいさー、変わりすぎなのよ。
ころころ目印が変わるから、ホント困る。
地下通路は変わってるし、ビル名もチラチラ変わってるしさ。
まぁ、出ればわかるかな?
と、歩きかけ、
「雪ちゃん?」
その声に振り返った。