シャッターの向こう側。
そして着いたのは有野さん御用達の居酒屋。
注文取りのおじさんが、眉を八の字にして笑っている。
「ビール3つ」
「ビール2つと烏龍茶で」
何やら一発目のドリンクオーダーで静かに攻防を繰り広げる二人。
それを眺めながら、宇津木さんの背後にあるバックを狙う私。
てか、物質ってひどい。
カメラ一台いくらすると思ってるワケ!?
絶対に宇津木さんは解っててやったよね。
なんて確信犯なんだ。
こんちくしょうだわ。
ブツブツ考えていたら、ドリンクオーダーは烏龍茶3つで手打ちとなったらしい。
「神崎さんは、烏龍茶でよかった?」
有野さんはニッコリと柔らかい口調で首を傾げ、宇津木さんはなんか勝手に頷いている。
「ピヨが一人で飲むはずがないでしょう」
どんな話になっていたか解んないけど、一人ってどういう事だろう?
「せっかく宇津木を酔わせようと思ったのに……」
残念そうな有野さんを宇津木さんはちらっと見た。
「その前に、車の人がビールを頼むのはどうかと思います」
「俺は別に飲まない。だけど俺だけソフトドリンク頼んだら、お前が飲むだろ?」
「当たり前じゃないですか」
そうだね~……
宇津木さん飲めないし。
てか、有野さんはどれだけ宇津木さんに飲ませる気満々だったんだろう。
「じゃ、大人しく定食メニューにするか」
有野さんはおしぼりで手を拭いて、御品書きを差し出してくれた。
「居酒屋だけど、そういうメニューもあるから」
最近、そういうのって多いですね。
「もともと食堂だったのが、少ない客層増やすために居酒屋になった所だから」
今、ちらっと不況の波が押し寄せて来た感じMAXでしたね~。
てか、有野さんてサラっとズバズバ言う人だよね。
……何を言うか全然予測つかないけど。
運ばれて来た烏龍茶を飲みながら、注文をする男性陣の視線が向けられる。
「神崎さん。注文は?」
ん?
「あ。私?」
「他に神崎がいるか?」
メニューを決めろって言われたのは久しぶりだ。
注文取りのおじさんが、眉を八の字にして笑っている。
「ビール3つ」
「ビール2つと烏龍茶で」
何やら一発目のドリンクオーダーで静かに攻防を繰り広げる二人。
それを眺めながら、宇津木さんの背後にあるバックを狙う私。
てか、物質ってひどい。
カメラ一台いくらすると思ってるワケ!?
絶対に宇津木さんは解っててやったよね。
なんて確信犯なんだ。
こんちくしょうだわ。
ブツブツ考えていたら、ドリンクオーダーは烏龍茶3つで手打ちとなったらしい。
「神崎さんは、烏龍茶でよかった?」
有野さんはニッコリと柔らかい口調で首を傾げ、宇津木さんはなんか勝手に頷いている。
「ピヨが一人で飲むはずがないでしょう」
どんな話になっていたか解んないけど、一人ってどういう事だろう?
「せっかく宇津木を酔わせようと思ったのに……」
残念そうな有野さんを宇津木さんはちらっと見た。
「その前に、車の人がビールを頼むのはどうかと思います」
「俺は別に飲まない。だけど俺だけソフトドリンク頼んだら、お前が飲むだろ?」
「当たり前じゃないですか」
そうだね~……
宇津木さん飲めないし。
てか、有野さんはどれだけ宇津木さんに飲ませる気満々だったんだろう。
「じゃ、大人しく定食メニューにするか」
有野さんはおしぼりで手を拭いて、御品書きを差し出してくれた。
「居酒屋だけど、そういうメニューもあるから」
最近、そういうのって多いですね。
「もともと食堂だったのが、少ない客層増やすために居酒屋になった所だから」
今、ちらっと不況の波が押し寄せて来た感じMAXでしたね~。
てか、有野さんてサラっとズバズバ言う人だよね。
……何を言うか全然予測つかないけど。
運ばれて来た烏龍茶を飲みながら、注文をする男性陣の視線が向けられる。
「神崎さん。注文は?」
ん?
「あ。私?」
「他に神崎がいるか?」
メニューを決めろって言われたのは久しぶりだ。