シャッターの向こう側。
 エッチ!?


 何がっ!?


 何がエッチ!?


 瞬きをしてると、ぱっと宇津木さんが髪から手を離した。


 何っ!?


「……電話は終わったんですか?」

「何を冷静なフリしてるんだよ」

「俺は……」

 宇津木さんは言いかけて、フッと小さく笑った。

「別にいいです」

 それから二人は私を見て、微かに苦笑した。


 なにっ!?


「宇津木。今度いいこと教えてやる」

「有野さんのいい事は信用できません」


 だから……


 何が───!?















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