アンドロイド学級


ほら.橘さんも。と声がかかると


橘さんと呼ばれた人が起立する



当麻「学級代表 橘 当麻。

よろしく、Kさん。


お前の…せ(((瑞季「それ以上喋らないで」



Kさん??



みんなピクリと眉を動かした。



それに真田さんの声が低かったような




目が合った子は私と必ず目を逸らした。




瑞季「仲良くできるよね??.みんな。


新しいKさん二号がやってきたんだから」


二号…??

みんなコクリと頷く。



なんの話をしているの??



瑞季「ほら.恵子ちゃんも

何か言ったら??」



恵子「は、ははいっ!!幸田 恵子

よろしくね

あん…の…だ。…ん…」


というと小刻みに震えていた人が



立ち上がった。


最後の言葉は惜しくも



聞き逃してしまった




すると再び口を開く。


恵子「よろしくね。羽琉ちゃんって


呼んでいいかな??それに偶然だよね。


同じ女の子でKさんだなんて


___誕生日はいつ??」





少し騒ついた。


当麻「おい、それ以上やめろ。


先生すいませんでした」



すると真田さんは少し


口を歪ませた後


瑞季「すいません.先生。


お時間頂いてしまって」



と丁寧に会釈をして


音を立てずに椅子を引いて座った。



先生「大丈夫よ。
さぁ.みんな仲良くしてね」




先生は苦笑いをすると



そそくさと教室を後にした。



幸田さんといい.橘さんといい.



真田さんといい…何なのかな??
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