アンドロイド学級
ココ(屋上)はおれがサボりたいときに
いつも来る場所。
「んーっ、みーつけた
やっぱりココにいたんだ」
カランと音を立てて飴を転がしながら
俺の顔を覗いた。
するとふわりと空に浮く
薫「転入生に見られたら
どうするんだよ」
「大丈夫だよ。運命は変わらない
僕らずっと同じクラスじゃん」
薫「…早妃はすげーよな」
俺は何も持ってない
早妃「薫だってすごいよ」
俺の言いたいことを察したみたいだ。
早妃「もってる…でしょ??
お金という権力をね」
薫「ったく.茶化しやがって」
早妃「大丈夫。派手な行動を
しなければ生きていける。
それに僕らは死なない。絶対に」
あのクラスは変なんだ。
みんな見て見ぬフリをするんだ
早妃「だから…無茶しない!
わかった??
もう一人で泣いて欲しくないし」
薫「なんでも分かったようなこと
言いやがって」
早妃「あ、照れてる」
俺は大切な奴は作らない。
もう悲しむのが怖い…だろ??