EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ
「あれ?カロンて、そういう趣味があったの?」
蜜莉がカロンと小鳥の手首を見つめて指摘した。
手錠をガン見され、なんだか恥ずかしくなってくる。
そんな小鳥の心境などお構いなしに元気なアルトが話し掛けてきた。
「君、カロンのペット?名前は?」
この質問にムッとしたのは白魔だった。
彼は小鳥を抱き寄せながら主張する。
「小鳥は僕のだよ」
「おい!小鳥は家族だから!誰のもんとかないから!わかってんのか!?」
すかさずルカが自己中な長男に食らいつく。
そんな中、カロンがアルト達に説明をし始めた。
「この手錠は安全のため。言わば首輪にリード。なんたってこの小動物は人間だから」