EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ
少しして、おもむろに白魔の唇が離れた。
「どうやら、人間居住区に入ったようだね」
正面の小窓から外を見ると、今ちょうどゲートをくぐり抜けたところだった。
ここから先が人間居住区なのだろう。
それから数分後、車は街中にある大きなスーパーの前で停止した。
「着いたみたいだね。降りようか」
白魔がドアを開け、車外へ。
黒ヒョウとコロンビーナにここで待ってるよう指示を出してから、二人はスーパーの中に入った。