あの空の上で
✩1章✩
気付けば周りの木々の葉は青く、若々しい色に変わり、夏の匂いがした。
たくさんあったあの夏。
今までと変わらないあどけさが残る表情に加わった力強い瞳。
謝らなきゃいけないことがたくさんある中で、少しでもキミに恩返しが出来たかな?
もう私に向けることはないキミの眩しいほどの笑顔。
その笑顔がずっと消えないことを祈って。
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