スカイ×ラブ
『さぁ、姫様、こちらですよ』
フワフワした毛をなびかせながら
次の部屋へと案内する為に今度は姫の前に進み出て、
エメラルドの光で、姫が進む道をしるします。
【新しいお部屋】
それだけで姫は、自分が今、さ迷っている事を忘れて嬉しくなりました。
それほどまでに、何もかもが綺麗に装飾された、お城
『着きましたよ』
‡ 真実の扉 ‡
そう書いてあるお部屋は、
姫が姫である事を知る為に
姫の手で開かれる時を、ずいぶんと長い間、待っておりました。