私たちの音楽
入学式が終わって、ホームルーム教室に戻ると担任の石之 京(いしの きょう)が「出身中学と特技、名前の簡単な自己紹介をしてくれ!」と言った。
私は、思い出したくもない昨年までのクラスメイトの顔や学校の校舎を思い出しながら順番を待った。
「次で最後だな。夢前さん。よろしく!」
あぁ、どんな反応されるのか、楽しみだ。
「桜樹女学院中等部出身、吹奏楽部でサックスしてました。夢前 萌です。よろしくお願いいたします。」
周りから「桜女?」「うちより有名な」と非難するかのような声が聞こえる。
私は即座に
「前の学校では色々あり、高等部進学をやめました。」
とつけたした。
つけたしたことがよかったのか、悪かったのかはわからないがすぐに席の近い子が話しかけてくれる。
その中ででた話題は部活だった。
私は「吹奏楽部以外の楽器触れる部活かな」と言っておいた。
私は、思い出したくもない昨年までのクラスメイトの顔や学校の校舎を思い出しながら順番を待った。
「次で最後だな。夢前さん。よろしく!」
あぁ、どんな反応されるのか、楽しみだ。
「桜樹女学院中等部出身、吹奏楽部でサックスしてました。夢前 萌です。よろしくお願いいたします。」
周りから「桜女?」「うちより有名な」と非難するかのような声が聞こえる。
私は即座に
「前の学校では色々あり、高等部進学をやめました。」
とつけたした。
つけたしたことがよかったのか、悪かったのかはわからないがすぐに席の近い子が話しかけてくれる。
その中ででた話題は部活だった。
私は「吹奏楽部以外の楽器触れる部活かな」と言っておいた。