イケメン弁護士の求愛宣言!
真斗さんは優しく微笑んで、少し楽しそう。
「職業柄、人の気持ちは汲み取れないと、信頼関係が築けないから」
「そうですよね……。さすが真斗さん」
美織さんもそんな感じだったし、来島先生も同じ雰囲気で、見透かされてるようでどこか気恥ずかしい。
苦笑いをする私に、真斗さんは表情を戻して真剣な顔つきに変わった。
「だけど、由依子ちゃんの本当の気持ちだけは分からない。どうしても、客観的に考えられないんだ。オレはきみの切ない過去を、一緒に思い出に変えていけたらいいなって思う」
「一緒に……?」
勇一との恋を、遠距離恋愛をしたことで失ってしまった。
そのことをもちろん、何度も後悔したことがある。
離れなければ、こんなことにはならなかったのかとか、私に彼の心を繋ぎ止めるだけの魅力がなかったのかとか……。
その思いはずいぶん浄化されていったけど、今でもふとした瞬間に時々思い出す。
だから、『一緒に』と言ってくれた真斗さんの気持ちが、素直に嬉しくて胸が熱くなってきた。
「そう、一緒に。だから、今夜教えて。由依子ちゃんの気持ちを」
「職業柄、人の気持ちは汲み取れないと、信頼関係が築けないから」
「そうですよね……。さすが真斗さん」
美織さんもそんな感じだったし、来島先生も同じ雰囲気で、見透かされてるようでどこか気恥ずかしい。
苦笑いをする私に、真斗さんは表情を戻して真剣な顔つきに変わった。
「だけど、由依子ちゃんの本当の気持ちだけは分からない。どうしても、客観的に考えられないんだ。オレはきみの切ない過去を、一緒に思い出に変えていけたらいいなって思う」
「一緒に……?」
勇一との恋を、遠距離恋愛をしたことで失ってしまった。
そのことをもちろん、何度も後悔したことがある。
離れなければ、こんなことにはならなかったのかとか、私に彼の心を繋ぎ止めるだけの魅力がなかったのかとか……。
その思いはずいぶん浄化されていったけど、今でもふとした瞬間に時々思い出す。
だから、『一緒に』と言ってくれた真斗さんの気持ちが、素直に嬉しくて胸が熱くなってきた。
「そう、一緒に。だから、今夜教えて。由依子ちゃんの気持ちを」