イケメン弁護士の求愛宣言!
「真斗さん……」

ストレートな言葉に胸が高鳴りすぎて、真斗さんにも伝わっちゃうんじゃないかと思ってしまう。

ドキドキする気持ちを感じながら、私は自然と口にしていた。

「私もきっと、真斗さんに恋してます……」

その瞬間、真斗さんの顔が近づいてきた。

それは本当に一瞬で、なにかを考える余裕なんてなく……。

気がついたら唇が重なっていた。

「ん……、真斗さん……」

それは息も止まるほどの激しいキスで、引き寄せた私の体を痛いくらいに抱きしめた。

かろうじて彼の名前を呼べたけれど、唇はすぐに塞がれてしまう。

ここがアパートの棟の入口で、いつ誰が通るかも分からない。

それなのに、そんなことは気にならないくらいに、私は真斗さんとのキスに夢中で、彼の背中に手を回していた。
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