イケメン弁護士の求愛宣言!
やっぱり、弁護士の先生とだなんてムリだ。
白黒ハッキリさせることも、すぐに気持ちを汲み取って謝られることも、そもそもこんなに素敵な人であること自体、私には重荷すぎる。
今日は約束だからデートはするけど、もうこれっきりにする方がお互いのためかも……。
なんてネガティブな気持ちで悶々とし始めたとき、真斗さんがその手を引き寄せてふわりと抱きしめた。
不思議と彼の胸を近くで感じると、気持ちが落ち着いてくる。
「あまり美織の話をしたくないんだけど、彼女と付き合っていたとき、叱られたことがあるんだ」
「叱られた?」
さすが美織さん。私なら、絶対に真斗さんを叱るなんてできない。
「ああ。どうしてもっと、女心を理解できないんだって。オレは、正直付き合っている女性の気持ちを、そこまでちゃんと見てなかった気がするんだよな」
「ええ⁉︎ そんなことはないですよ。私の気持ち、いつでもお見通しじゃないですか⁉︎」
顔を上げると真斗さんは、苦笑いを向けた。
「それは、由依子ちゃんに対しては気をつけてるから。美織に言われたんだよ。もっと人の気持ちを理解して、間違ってたら謝れって。オレはどうやら、プライベートでの人間関係は苦手らしい」
白黒ハッキリさせることも、すぐに気持ちを汲み取って謝られることも、そもそもこんなに素敵な人であること自体、私には重荷すぎる。
今日は約束だからデートはするけど、もうこれっきりにする方がお互いのためかも……。
なんてネガティブな気持ちで悶々とし始めたとき、真斗さんがその手を引き寄せてふわりと抱きしめた。
不思議と彼の胸を近くで感じると、気持ちが落ち着いてくる。
「あまり美織の話をしたくないんだけど、彼女と付き合っていたとき、叱られたことがあるんだ」
「叱られた?」
さすが美織さん。私なら、絶対に真斗さんを叱るなんてできない。
「ああ。どうしてもっと、女心を理解できないんだって。オレは、正直付き合っている女性の気持ちを、そこまでちゃんと見てなかった気がするんだよな」
「ええ⁉︎ そんなことはないですよ。私の気持ち、いつでもお見通しじゃないですか⁉︎」
顔を上げると真斗さんは、苦笑いを向けた。
「それは、由依子ちゃんに対しては気をつけてるから。美織に言われたんだよ。もっと人の気持ちを理解して、間違ってたら謝れって。オレはどうやら、プライベートでの人間関係は苦手らしい」