イケメン弁護士の求愛宣言!
真斗さんの真っ直ぐな気持ちが、心にスッと入ってきて温かくなる。

少しは自信を持っていいのかも……。

過去のトラウマをなかなか解消できずにいたけど、こうやって真斗さんといるとそれもきっと思い出に変わる。

そう信じてる……。


フォレストパークは、夏はキャンプ、冬はスキーができる場所で、他の季節は散策をするだけでも一日もつ。

その場所を特にあてもなく歩いただけなのに、真斗さんといるとなぜだか楽しかった。

そしてあっという間に夕方になり、車へ戻ると、シートベルトを締めながら真斗さんが声をかけてきた。

「由依子ちゃん、時間大丈夫? 明日の予定とかは?」

「いえ、全然予定はないので大丈夫です」

苦笑いをしながら、日曜ですら予定が入っていない自分がイヤになる。

すると真斗さんは、少し控えめに言ってきた。

「じゃあ、うちへ来ないか?」

「えっ⁉︎ 真斗さんのマンションですか……?」
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