イケメン弁護士の求愛宣言!
深いキスと優しく体を愛撫する手。

少しずつ真斗さんの呼吸も荒くなってきて、私は甘い声を漏らすばかりだ。

「あ……、真斗さん」

どうしてこんなに、私のことを分かってくれるんだろう。

そう思うくらいに、真斗さんが触れる場所は全てがツボだ。

素肌と素肌を重ねながら、彼を受け入れるだけで精一杯。

真斗さんの温かくてたくましい胸に抱かれ、その夜私は幸せな夢の中へと落ちていった……。


「由依子……」

ふと聞こえた私の名を呼ぶ声に目がさめる。

どうやら、いつの間にか眠ってしまったみたい。

視界に入った外の景色は、まだネオンが輝いている。

「真斗さん……。呼んだ?」

うつろな意識の中で、真斗さんを見つめる。

その彼は、私を抱きしめて優しい笑顔を向けていた。

「ごめん。起こすつもりじゃなかったんだけど、由依子が本当にここにいるんだなって思ったら眠れなくてさ。つい、呼んでた」

「え? じゃあ、ずっと起きてたの?」

目の前に真斗さんの顔があって、寝ぼけていた頭は一気に覚めた。

「ああ。おかしいだろ? 由依子の寝顔をずっと見てた」
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