イケメン弁護士の求愛宣言!
「やだな……。恥ずかしいよ。変な顔してなかった?」

真斗さんと過ごした初めての夜の余韻がまだ抜けるわけもなくて、ドキドキが蘇る。

恥ずかしさいっぱいで彼を見上げると、額にキスをされた。

「変なわけないだろ? 可愛い。こうやってずっと見ていても、全然飽きないんだよな」

「真斗さんってば……。お酒飲んでないのに、まるで酔ってるみたい」

本当に、どこまでシラフで言ってるんだろう。

ほとんど照れ隠しでへの字口を向けると、真斗さんはクスクスっと笑った。

「たしかに酔ってると思うよ。もちろん、由依子に」

「ま、真斗さん⁉︎」

そう言った真斗さんは、また私にキスをする。

「明日は日曜日だし、ふたりでゆっくりしよう」

ギュッと強く抱きしめられて、私たちはもう一度甘い夢の中へ落ちていった……。
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