イケメン弁護士の求愛宣言!
「オレと付き合って、息苦しさを感じたり、つまらないとか思ってないか?」

「え?」

突然なにを言い出すのかと思ったら、脈略のない言葉にア然とした。

「なんでそんなことを言うの? 私が一瞬でもそんなことを思うはずないじゃない。真斗さんこそ、後悔してないの? 私と付き合って……」

すると、真斗さんは大きく首を横に振った。

「それ、昨日も言ってたけど、そんなことを思うはずがない。なんで、そんな風に思ったんだ? 誤解させたことがあるなら、直すから教えてほしい」

「えっと……、そういうわけじゃなくて……」

この際だから、美織さんから聞いたと言ってしまおう。

そうでないと、誤解なく伝わらない気がする。

そう思って彼女とのやり取り、そして耶恵さんが目撃した話をした。

真斗さんは黙って聞いていて、話終わると頭を下げた。

その姿に戸惑う私は、慌てて彼の肩を掴んだ。

「やめて、真斗さん。なにをしてるの?」

だけど、真斗さんは顔を上げようとしない。

「由依子を傷つけたから。美織と一緒にいたのは事実だけど、意味なくいたわけじゃない。仕事の話で会っていたんだ」
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