イケメン弁護士の求愛宣言!
すると、真斗さんはバツ悪そうに苦笑いした。

「研修の時に、秀一に由依子のことは絶対に渡さないって、タンカきったんだよな」

「ええっ⁉︎ どういうこと?」

恥ずかしいやら嬉しいやら、気持ちがドキドキしてくる。

「だって、秀一は由依子のことが好きだろ? 付き合っていることは秘密にしてたけど、そんなこと言ってる場合じゃないとも思って……」

「それで来島先生に言ったんだ……?」

案外、真斗さんって大胆なところがあるんだと驚きだ。

でも、それは嫌じゃない。

「ああ。だけど、秀一はオレたちのことを知ってたからビックリしたよ。由依子、喋ったんだろ?」

軽く睨まれて、今度はこっちが小さくなる。

「ごめんなさい……。うっかり喋っちゃって」

すると、真斗さんが小さく笑った。

「喋ったって別にいいんだよ。恥ずかしかっただけだから。でもお陰で、あいつと本音で話せたからよかった」
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