イケメン弁護士の求愛宣言!
どんな話だったのか、それを問いかける前に真斗さんは続けた。

「いかに自分が子供っぽいか分かったよ。オレは、由依子が秀一と仲良く話してるだけで面白くない。そして、それを表に出す割には言葉足らずだから、由依子を不安にさせる」

「それなら、私も同じよ。私も、来島先生と話をして、自分が子供っぽいか分かったもん」

そう言うと、真斗さんは呆れたように笑った。

「オレたち、なにやってるんだろうな。肝心のお互いに話をする前に、秀一に話してるんだもんな」

「本当だよね。私、元々恋愛が上手なタイプじゃないけど、真斗さんと一緒だともっと下手になるみたい」

笑って誤魔化すと、彼がふわりと抱きしめてきた。

「それ、オレも同じ。仕事ならなにも考えずに突き進めるのに、由依子のことになると全然ダメだ。恋愛初心者だって、自覚したよ」

ため息混じりの口調に、思わずクスッと笑った。

「その割には真斗さん、キスも私を抱くのもとっても上手じゃない」
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