イケメン弁護士の求愛宣言!
自分自身にビックリして目を丸くしながら真斗さんを見下ろしていると、彼がキョトンと私を見ている。

「なにをそんなに驚いてるんだよ?」

「だって、すごいことを言っちゃったなって思って……。そういうつもりじゃなかったんだけど……」

顔から火が出そうとは、こういうことを言うに違いない。

真斗さんに、どう感じられたかが気になって仕方なかった。

とりあえず、引かれていなかったらいいけど……。

「オレは、そういうつもりで言ってくれたのかと思ったんだけど」

「そんなんじゃないよ……」

本気で言っているのかどうなのか、少なくとも引かれてはいないみたいで若干ホッとする。

そして気が抜けると同時に、また彼の胸へ体を預けた。

「なあ、由依子」

「なに?」

再び真斗さんに髪を撫でられながら、その居心地のよさに目を閉じる。

こうやって癒されているから、私も真斗さんを癒したい、そう思っているのだけど……。

「一緒に暮らしてみないか?」

またもやビックリ発言に、私は今度こそ飛び起きた。
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