イケメン弁護士の求愛宣言!
『プチ同棲ってとこかな?』
真斗さんは冗談めかした言い方で、その夜合鍵を渡してくれた。
カード型の鍵は、元々二枚あるものらしい。
それをわざわざ持っていたということは、最初から同棲の話をするつもりだったってことだ。
真斗さんにそれを言ってみると、照れくさそうに認めた。
仕事では、アシスタントを外されたことが恨めしかったけど、それが逆に良かったのかもしれない。
真斗さんは、私が自分のアシスタントを外されたことが思いのほか寂しくて、同棲を考えついたと言っていたから……。
そう思うと、来島先生の提案も感謝だ。
「今日はヤケに機嫌がいいんだな」
ふと来島先生の声がして我に返った私は、誤魔化すように笑った。
今日は、先生とふたりで裁判所へ来ている。
といっても、裁判があったわけではなく書類提出のため。
本来は、ふたりで来るほどのことではないのだけど、このあと資料作成のための文献を探すために一緒にやってきた。
「真斗とうまくやってるんだろ? よかったじゃないか」
真斗さんは冗談めかした言い方で、その夜合鍵を渡してくれた。
カード型の鍵は、元々二枚あるものらしい。
それをわざわざ持っていたということは、最初から同棲の話をするつもりだったってことだ。
真斗さんにそれを言ってみると、照れくさそうに認めた。
仕事では、アシスタントを外されたことが恨めしかったけど、それが逆に良かったのかもしれない。
真斗さんは、私が自分のアシスタントを外されたことが思いのほか寂しくて、同棲を考えついたと言っていたから……。
そう思うと、来島先生の提案も感謝だ。
「今日はヤケに機嫌がいいんだな」
ふと来島先生の声がして我に返った私は、誤魔化すように笑った。
今日は、先生とふたりで裁判所へ来ている。
といっても、裁判があったわけではなく書類提出のため。
本来は、ふたりで来るほどのことではないのだけど、このあと資料作成のための文献を探すために一緒にやってきた。
「真斗とうまくやってるんだろ? よかったじゃないか」