イケメン弁護士の求愛宣言!
その日は、私も真斗さんも外出が多く、事務所で顔を合わせる機会がほとんどなかった。
だから、こうやって彼のマンションへ行けれるのは、本来なら嬉しいばかりのはずなのに……。
「なんか、憂鬱……」
あらかじめ教えてもらったパスワードをエントランスで入力し、真斗さんのマンションに入る。
ここからまたエレベーターに乗って部屋へ向かうわけだけど、今夜は同乗者がいた。
四十代くらいのスーツを着た男性で、いかにも堅そうな雰囲気の人だ。
男前だけど、真斗さんと違って冷たそう……。
その人は、途中のフロアで降りたけど、颯爽とした歩き方に背筋の伸びた姿で、きっと真斗さんと同じエリートだと思わされた。
そもそも、このタワーマンション自体が高級なのだから、そういう人がたくさんいてもおかしくないはず。
しみじみ、自分が当たり前にここへいることを不思議に感じてしまった。
そして最上階に着くと、慣れないカードキーを使って、部屋に入る。
玄関ホールは自動で明かりがつくけれど、奥のリビングは真っ暗だった。
だから、こうやって彼のマンションへ行けれるのは、本来なら嬉しいばかりのはずなのに……。
「なんか、憂鬱……」
あらかじめ教えてもらったパスワードをエントランスで入力し、真斗さんのマンションに入る。
ここからまたエレベーターに乗って部屋へ向かうわけだけど、今夜は同乗者がいた。
四十代くらいのスーツを着た男性で、いかにも堅そうな雰囲気の人だ。
男前だけど、真斗さんと違って冷たそう……。
その人は、途中のフロアで降りたけど、颯爽とした歩き方に背筋の伸びた姿で、きっと真斗さんと同じエリートだと思わされた。
そもそも、このタワーマンション自体が高級なのだから、そういう人がたくさんいてもおかしくないはず。
しみじみ、自分が当たり前にここへいることを不思議に感じてしまった。
そして最上階に着くと、慣れないカードキーを使って、部屋に入る。
玄関ホールは自動で明かりがつくけれど、奥のリビングは真っ暗だった。