イケメン弁護士の求愛宣言!
「ええっ⁉︎」

それはそれで、かなりのプレッシャーな気がして、途端に私は小さくなる。

自分の知らないところで、自分が話題になるのは、かなり気恥ずかしいものがあった。

真斗さんの弁護士仲間の先生たちは、私をどんな風に想像してるんだろう。

きっと、真斗さんと美織さんとの関係だって知っているはずだから、彼女と比べられているとしたら、とても会えそうにない。

エリート集団の先生のなかで、私はどんな風に映るだろう……。

「由依子ちゃん、そんなに眉間にシワを寄せなくてもいいよ」

苦笑いの先生の言葉で、私は眉間をそっと触る。

たしかに、深いシワができていて、表情に出でいたのかとますます恥ずかしくなった。

「だけど先生、皆さん真斗さんと美織さんの関係を知ってるんですよね? そういう方から見たら、私はどう映るか不安で……」

だいたい、同期会で私の話題が出るなんて、美織さんの神経を逆撫でしたんじゃないかと怖くもなる。

「それに美織さんだって、いい気しなかったと思いますよ。私の話題なんて……」
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