イケメン弁護士の求愛宣言！
昨日の美織さんの嫌みを思い出してしまい、落ち込んでしまう。

伏し目がちになったと同時に、来島先生がいたって普通に話した。

「あ、昨夜は美織は参加してないんだよ。あいつ、なんだかんだで真斗と別れてから参加率悪いっていうか……」

「えっ⁉︎ そうなんですか？」

人には、真斗さんの足を引っ張ってるだの散々言っていたくせに。

そんな恨み節を心のなかで呟きながら呆気に取られていると、来島先生がなにかを思いついたように目を見開いて笑顔を向けた。

「そうだ！ 今度、由依子ちゃんも参加してみないか？ みんなも喜ぶだろうし」

「わ、私がですか⁉︎ 無理です、絶対に無理！」

思わず両手を振り、慌てて断る。

いくら真斗さんや来島先生の知り合いでも、弁護士先生たちの集まりになんて行けるわけがない。

だいたい、先生たちは勉強会や情報交換で集まってるのに、素人の私が入ったのでは邪魔なだけだ。

それに、『真斗さんの彼女』だから参加するっていうのも、図々しい気がする……。
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