イケメン弁護士の求愛宣言!
ここですんなり答えられる方が、真斗さんも嬉しいだろうけど……。

やっぱり、無理だ。

「えっと……。あの……」

まるで子供じみた私に、彼はクスッと小さく笑った。

「恥ずかしがってる由依子も好きだよ。そういう飾らない姿に、本当にホッとする」

そう言った真斗さんは、私を優しく抱きしめた。

ご飯を食べることをすっかり忘れていて、私も彼の胸に顔を埋める。

その温もりにすっかり安心しきって目を閉じていると、真斗さんの低くも聞き取りやすい色気のある声が聞こえてきた。

「拒まないなら、キスしていいって思うよ?」

「……うん」

耳元で囁くような言葉に、私は小さく頷いた。

そっか……、ケンカをしたっていいんだ。

真斗さんとなら、自然体な自分を出していいってことなんだ……。

自分を受け入れてくれる言葉に、心が温かくなるのを感じていると、真斗さんが軽く私の顎を引き上げた。

「由依子、好きだよ……」

真斗さんは囁くようにそう言って、私に唇を重ねた。
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