イケメン弁護士の求愛宣言!
こういうとき、同じ業界の仕事をしていて良かったと思う。
だって、彼を助けてあげられるから。
真斗さんが大変なときは、それを少しでもいいから分かち合いたいと本気で思っていた。
すると、真斗さんはゆっくり立ち上がると、ドア付近に立っている私の側へやってきた。
そして、いつもの優しい笑みで見つめている。
「ありがとう、由依子。でも、今回は少し複雑なんだ。教えてあげたいけど時間はないし、気持ちだけ受けとっておく」
「えっ?」
一瞬茫然とする私の唇にキスをした真斗さんは、「おやすみ」とだけ言って机へ戻った。
辞書や既成資料を開き始めた彼を見て、そっと部屋を出る。
邪魔はできないから、仕方なく寝室のベッドへ入ったけれど、頭はガンガンに冴えていた。
せっかく、真斗さんと同じ法律事務所に勤めていて、しかも法学部まで出ていて、さらに同棲までしているのに力になれないなんて……。
そのことにショックで、頭の中でいろいろ考えてしまう。
「複雑って言ってたし、単に私の勉強不足なのかも」
そう思ったら、ふと来島先生に誘われたことを思い出していた。
真斗さんたちの同期会、とても行くつもりになれなかったけど、やっぱり行ってみようかな……。
もしかしたら、私にとってもいい勉強になるかもしれない。
だって、彼を助けてあげられるから。
真斗さんが大変なときは、それを少しでもいいから分かち合いたいと本気で思っていた。
すると、真斗さんはゆっくり立ち上がると、ドア付近に立っている私の側へやってきた。
そして、いつもの優しい笑みで見つめている。
「ありがとう、由依子。でも、今回は少し複雑なんだ。教えてあげたいけど時間はないし、気持ちだけ受けとっておく」
「えっ?」
一瞬茫然とする私の唇にキスをした真斗さんは、「おやすみ」とだけ言って机へ戻った。
辞書や既成資料を開き始めた彼を見て、そっと部屋を出る。
邪魔はできないから、仕方なく寝室のベッドへ入ったけれど、頭はガンガンに冴えていた。
せっかく、真斗さんと同じ法律事務所に勤めていて、しかも法学部まで出ていて、さらに同棲までしているのに力になれないなんて……。
そのことにショックで、頭の中でいろいろ考えてしまう。
「複雑って言ってたし、単に私の勉強不足なのかも」
そう思ったら、ふと来島先生に誘われたことを思い出していた。
真斗さんたちの同期会、とても行くつもりになれなかったけど、やっぱり行ってみようかな……。
もしかしたら、私にとってもいい勉強になるかもしれない。