イケメン弁護士の求愛宣言!
「そんな、余計なことだなんて……」

側にいるだけじゃ、もどかしいっていう気持ちを、どうやって伝えたらいいんだろう。

同棲を始めたばかりの頃は、仕事以外でも彼を支えられたらいいと思っていた。

だけど実際に一緒にいると、真斗さんにとって一日のほとんどが仕事で埋められていることに気づいてしまった。

それならば、私がもっともっと助けになれれば……。

そう考えたけれど、真斗さんには必要のないことだったんだ。

それを改めて思い知らされて、心にモヤモヤしたものが生まれてきた。

「それより由依子、久しぶりにゆっくりできるんだ。秀一たちのことなんて考えないで、オレだけを見ていてほしい」

真斗さんは抱き抱えた私の唇にキスをすると、リビングの電気を消して寝室へ向かった。

常夜灯だけの明かりのなかで、私をゆっくりベッドの上へ降ろすと、さっきよりも強く唇を塞いでくる。

「ん……、真斗さん……」

苦しいくらいにキスをされ、同期会の話どころじゃない。

やっぱり未練はあるけれど、服を脱がされてしまって、それ以上は会話はできなかった。
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