イケメン弁護士の求愛宣言!
「えっ⁉︎ 来島先生からですか? いえ、大丈夫です。たかが私が参加するかどうかの話ですし……」
わざわざ先生から頼んでもらうなんて大げさ過ぎる。
さすがに申し訳なくて、両手を顔の前で不自然なくらいに振っていた。
だけど、来島先生はいたって真面目な顔つきで座り直すと、わざとらしい咳払いをひとつした。
「もしこの先、由依子ちゃんが真斗と結婚したら……」
「け、結婚⁉︎ まだ、そんな話出ていません!」
動揺を隠せず言葉を遮ると、先生に睨まれてしまい小さくなる。
「絶対にないとは言いきれないだろ? もしふたりが結婚すれば、いつかはこの事務所は由依子ちゃんのものにもなるんだ」
「私のもの……?」
途端にスケールが大きくなった気がして息を飲む。
すると、来島先生は大きく頷いて続けた。
「だってそうだろ? 真斗はいずれ、この事務所を継いでいくわけだし。だったら、ここの仕事をしっかり覚えていかないとな」
「勉強はしたいと思ってますけど……」
だからといって、結婚はさすがに飛びすぎな気もする。
まさか、そういう理由で真斗さんを説得するつもりじゃないよね……?
一抹の不安を感じるも、来島先生はどこか興奮気味に「オレに任せておけ」と言いきって、私にそれ以上なにも言わせない雰囲気を出していた。
わざわざ先生から頼んでもらうなんて大げさ過ぎる。
さすがに申し訳なくて、両手を顔の前で不自然なくらいに振っていた。
だけど、来島先生はいたって真面目な顔つきで座り直すと、わざとらしい咳払いをひとつした。
「もしこの先、由依子ちゃんが真斗と結婚したら……」
「け、結婚⁉︎ まだ、そんな話出ていません!」
動揺を隠せず言葉を遮ると、先生に睨まれてしまい小さくなる。
「絶対にないとは言いきれないだろ? もしふたりが結婚すれば、いつかはこの事務所は由依子ちゃんのものにもなるんだ」
「私のもの……?」
途端にスケールが大きくなった気がして息を飲む。
すると、来島先生は大きく頷いて続けた。
「だってそうだろ? 真斗はいずれ、この事務所を継いでいくわけだし。だったら、ここの仕事をしっかり覚えていかないとな」
「勉強はしたいと思ってますけど……」
だからといって、結婚はさすがに飛びすぎな気もする。
まさか、そういう理由で真斗さんを説得するつもりじゃないよね……?
一抹の不安を感じるも、来島先生はどこか興奮気味に「オレに任せておけ」と言いきって、私にそれ以上なにも言わせない雰囲気を出していた。