イケメン弁護士の求愛宣言!
最後の恋
あれから一週間、真斗さんの仕事は相変わらず忙しい。

そして私は、来島先生や他の先生のアシスタント業務に追われていて、事務所内では真斗さんを気にする余裕が持てれなかった。

だけど、マンションへ戻れば真斗さんを考える時間はたくさんある。

肝心の本人の帰宅は遅いけど、少しでも真斗さんを知りたくて、経済誌を買って帰ってきた。

「へぇ……。やっぱり真斗さんって、スゴイ人なんだわ。改めて、自分の彼氏なのが信じられない感じ……」

本屋で見つけた、普段は見ない経済誌。

以前に見かけたものとは種類が違うけど、表紙に真斗さんの名前を見つけて買ってしまった。

それも、トップページで紹介されていて、イニシャルで伏せてあるけれど、この前の顧問弁護士の仕事の成功が、華々しく書かれていた。

掲載されてる顔写真は、凛々しい笑顔でウットリしてしまう。

ダイニングテーブルでニヤけながら、真斗さんの写真を眺めていたときだった。

「なに見てんの?」

彼の声がして、体が飛び跳ねそうになってしまった。
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