イケメン弁護士の求愛宣言!
キスの余韻が残る私は、恥ずかしさもあってか素直になれず、ムッとしてしまった。

「もう、真斗さんってば、なんで笑ってるの?」

頬を膨らますと、指で突かれてしまった。

真斗さんは目に涙をうっすら浮かべて、笑いをなんとか抑えている。

それにしても、一体なにがそんなに楽しかったのだろう。

「ごめん、ごめん。そんなに膨れるなよ。由依子があまりにも可愛すぎただけ。普通、女の子ってそんなにいじらしいものなのかな?」

「え? どういう意味?」

もう少しくらい拗ねてみようかと思っていたけど、真斗さんの言葉に思わず聞き返していた。

すると、真斗さんは息をひとつ吐き、私を改めて見つめた。

「いつでも想ってくれるってこと。こんな記事にも夢中になるほど、由依子の気持ちが嬉しくて、子どもみたいにテンションが上がった。そうしたら、笑いが出てたよ」

「真斗さん……。私は、いつだって真斗さんを想ってる。当たり前よ」

自然と、彼に飛びつくように首に手を回す。

そんな私を受け止めるかのように、真斗さんは強く抱きしめてくれた。

「愛してる、由依子」

初めて聞くそのセリフに、涙が自然と込み上げてきた。
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