イケメン弁護士の求愛宣言!
苦笑いの真斗さんは、握った手をそのまま引っ張り私を抱き寄せた。

「ま、真斗さん……」

突然優しく抱きしめられて、ドキドキと胸が高鳴る。

同期会の余韻は吹っ飛び、甘いふたりの時間に頭がいっぱいになってきた。

「由依子とさえ離れ離れにならなければ、オレには寂しいものなんてないよ」

耳元で囁く真斗さんに、私は目を閉じ小さく頷く。

プロポーズがまだ夢見心地だけど、この温もりがこの先ずっと自分の側にある、そう思うだけで私の心は幸せで満ち溢れていた。

「私、この先もずっと真斗さんに恋してる。真斗さんが、最後の恋の相手だよ……」

「由依子……。それは、オレも同じだ」

真斗さんは私の顎を引き上げると、その唇を塞いだ。

息もできないくらいに強く、いつまでもいつまでも……。

お互いの唇を重ね合っていた。
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