イケメン弁護士の求愛宣言!
急接近
先生のアシストの仕事から通常の業務に戻り、全ての仕事が終わったのは十九時だった。
弁護士の先生たちは、クライアントや裁判資料の作成などで終わる時間はまちまち。
来島先生は、あれから裁判所へ行って直帰の予定で、真斗さんも外出中。
二人の先生が残っているだけで、その先生に挨拶をすると、耶恵さんと事務所を出た。
「お疲れ様でした、耶恵さん」
「お疲れ様、由依子ちゃん。真斗先生のアシスタント頑張ってね」
帰る方向が反対の耶恵さんとは、出てすぐにお別れ。
これから恋人の家へ行くと言っていた彼女は、足取りが軽やかで羨ましい。
七月初めの十九時は、まだ空に明るさが残っていて、このまま帰るのも物足りなく感じるほどで、つい足取りもゆっくりになる。
「それにしても、真斗さん本当に大丈夫だったかなぁ……」
どうしても昼間の姿が気になってしまい、気もそぞろで歩き始めると、真斗さんの声が背後から聞こえてきた。
「なにか、心配してくれてるの?」
弁護士の先生たちは、クライアントや裁判資料の作成などで終わる時間はまちまち。
来島先生は、あれから裁判所へ行って直帰の予定で、真斗さんも外出中。
二人の先生が残っているだけで、その先生に挨拶をすると、耶恵さんと事務所を出た。
「お疲れ様でした、耶恵さん」
「お疲れ様、由依子ちゃん。真斗先生のアシスタント頑張ってね」
帰る方向が反対の耶恵さんとは、出てすぐにお別れ。
これから恋人の家へ行くと言っていた彼女は、足取りが軽やかで羨ましい。
七月初めの十九時は、まだ空に明るさが残っていて、このまま帰るのも物足りなく感じるほどで、つい足取りもゆっくりになる。
「それにしても、真斗さん本当に大丈夫だったかなぁ……」
どうしても昼間の姿が気になってしまい、気もそぞろで歩き始めると、真斗さんの声が背後から聞こえてきた。
「なにか、心配してくれてるの?」